国内のe-sportsですが、世界に比べるとそこそこの人気しかありませんが、しかし、2015年以降は人気が急上昇するようになりました。

その理由ですが、やはり、アクションゲーム以外のジャンルでも、e-sportsは稼げるという実態が明らかになったからでしょう。今まで、e-sportsというのは、ゲームが上手い人の趣味であり、ゲームの上手さを競い合うものという認識が強く、その影響で、プロとして活躍できるのかという部分に、多くの疑問、不安が集まっていたのです。

ですが、今ではYouTuber(ユーチューバー)と呼ばれる職業が知られるようになり、ネット配信は儲かる、ネット配信を事業として始めている企業の存在が、ネットを通じて知られるようになりました。また、e-sportsにはプロゲーマーという、プロとしてゲーム大会などに参加している人もいます。

今まで、プロゲーマーというのは、かなりシビアな職業であり、一般の人では慣れないものとして扱われることが多かったです。ですが、最近ではプロゲーマーを本業ではなく、副業として行っている人が増えてきました。

例えば、本業はYouTuber、副業はプロゲーマーのような人物が該当します。これにより、国内でもプロゲーマーに対する認知が変わり、片手間でプロゲーマーになっても良い、職業を失うかもしれないリスクを懸念せず、ゲームに打ち込んで良いという認識が生まれてきたのです。

さらに、海外では今もなお賞金総額が上昇傾向にあります。つまり、今であれば参加しやすく、且つ、プロゲーマーとしてお金を儲けることも可能であることが、世間一般に知られるようになりました。

しかも、今では国内の大手ゲームメーカーも、プロゲーマーのライセンスを発行、もしくは、スポンサー契約を行うことが増えてきたのです。そのため、プロゲーマーになるまでの道のりがわかりやすくなり、抵抗なくプロゲーマーの世界に飛び込めるようになりました。

その他の理由ですが、プロゲーマーというのはゲームジャンルが定まっているわけではありません。例えば、アクションゲームだけでなく、オンラインゲーム、FPSを通じてプロゲーマーになることも可能です。

近年注目されているのはオンラインゲームで、オンラインゲームの場合、マルチプレイ対応となっているので、チーム戦を通じて大会が行われるようになってきました。そのため、少人数で大会を行うのではなく、大人数で大会を行うケースが増えてきたため、華やかなスポーツである一面を、多くの人が知るようになったのです。

FPSの場合、今では操作性が良いものが増えてきたため、昔に比べて、操作そのものに癖がある作品が減っています。このように、改良に次ぐ改良で、一般の人でもe-sportsに参加できる基盤が出来上がってきました。

そのため、今のような普及、人気の上昇を見せているのです。その他の理由には、賞金総額が異様なほど高い大会が増えてきたため、賞金総額を通じてe-sportsを知る人が増えてきたことです。

大会によっては1億円以上のものも存在しますし、大会によっては、ソーシャルゲームに対応しているものも増えています。